つゆくさまる

いつまでもティーンエイジな自分を置いてけぼりにできないのは恥ずかしいことなのだろうなと知っています。

 

人より顔のつくりがきれいな女の子が、自分が人より見栄えのする顔を持っているって知ったうえで可愛らしく振る舞う、という現象を憎んでいて、殺意を覚えるのも、

煙草がポイ捨てされる現場をみて正義感に駆られて目の前で拾ってしまうことがあるのも、

イケメンか美女が出てくる映像作品を好んで観ていることも

いじめに気づいていながら、自分は関係ない、という顔をしていられる人に腹が立つのも

好きなタイプの男の人も、好きなタイプの女の人も

春の夜のにおいにいちいち心震えるのも

人の気持ちがわからないのも

 

あの頃からぜーんぜん変わってない

 

でも確実に年月は経ているのだ

 

明日、この春大学を卒業する若者と会い

明後日、中学校1番最初にできた友人と会うことで

また同じことを確認するんだと思う

私は全然変わってないのに

あれからもう十年以上たっているってことを

 

同じ速度で大人になるんだと信じてたこともあったけれど

うそです

 

とにかく健康を維持して、長生きしてしまったときに物理的につらくならないよう暮らしてゆきたい

 

あぁ、今すぐ人生を終わってもいいって思ってるのすら十年以上前と変わってない

(しかし死にたいわけではない)